ハラスメントの対策/自分で自分を守るハラスメント対策3選
「教えてるのよ」と正論をふりかざして声を荒げたり、話しかけても無視をする人に困っていませんか?
「教える」ことにかこつけて怒鳴ってののしったり、仕事の伝達をしても無視をするのはハラスメントです。
陰湿なハラスメントの標的にならないようにするには、「対策すること」が大切です。
異業種の転職を経験し、延200人以上の女性たちと仕事をしてきた私が、経験から得た「ハラスメント対策3選」をご紹介します。

ハラスメントの対策
ハラスメントとは、昔ながらの言葉で言うと意地悪・嫌がらせです。
加害者は「教える」「注意する」にかこつけて正論をおり混ぜながら、感情的にののしり精神的苦痛を与えてきます。
ハラスメントの対策は、つけ入るスキを与えないことが最も大切だと思います。
つけ入るスキのある人をターゲットにする傾向があるからです。
私は人間関係のいざこざを避けるために意識してきたことがあり、どの職場でもハラスメントのマトになることはありませんでした。
現在の会社のハラスメント教育で話す内容にも一部なっていて、自分が意識してやってきたことは正しかったのだと、改めて思いました。
延200人以上の女性たちと仕事をし、実際にあった事例を元にハラスメント対策3選をご紹介します。
ハラスメント対策1 仕事をきちんとこなす

ハラスメント対策の第1は、仕事をきちんとこなすことです。
決められた通りできなかったり、何度も注意されることがあると、ハラスメントのきっかけになりかねないからです。
実際に多かったのが、「何度も間違える」ことが発端となるケースです。
同じ間違いを繰り返されると、
「何度言ったらわかるの?」
とイライラしてしまう気持ち、わからなくはありません。
よくないことですが、イライラから感情的になったりヒステリックになったり、教える内容から責める内容になったりするのがとても多いパターンです。
自分のできなさを棚に上げて
「あの人の言い方がキツいんです」と訴えたところで、
「注意されないようにやってください」と言われるのがオチです。
ですから対価に見合うよう仕事をきちんとこなすことは、最低条件ともいえます。
何度も同じことを言わせない
1番気をつけたいのは、何度も同じことを言わせないことです。
イライラの原因で、感情的になる1番のきっかけになるからです。
転職のたびに私が1番心がけたのは、正確に早く覚えることでした。
同じ説明をさせないために、できる限りのメモをとりました。
殴り書きのメモを持ち帰っては清書して、その都度復習しました。
レジ打ちを覚える時はレジ画面のメモをとって、子供に商品名を読み上げてもらってボタンをタッチするなど、子供と遊びの中に復習をとり入れました。
私は覚えがいい方ではなかったので、このくらいしないとダメだったんです・・・。
その甲斐あって同じことを注意されたり、もっと早くできないの?という責められるスキは作らずにすみました。

決して、
家でもやりましょう
ということではありませんよ・・・!
気をつけたいこと
- 同じことを何度も聞かない
- 同じ間違いをくり返さない
不確かなことは確認する
一度で覚えられず不確かなことは、「確認」しましょう。
同じことを聞くにしても、イチから同じ説明を求めるのと、覚えていることを言葉で出しながら不確かな部分を聞くのでは、全然違って感じます。
[同じことを聞く時]
A 「すみませんがもう一度教えてください」
B 「○は1番に入れて、△は5番に入れた後□□する、で間違いないでしょうか?」
AとBの聞き方、どう感じますか?
Aは全く覚えていない、Bは一部分以外は覚えている、という感じがしませんか?
同じことを聞く時は、必ず覚えていることを言葉に出して不安な部分を確認するようにしましょう。

「同じことを聞く」のではなく、
「確認する」 ですね
ハラスメント対策2 距離をおく

ハラスメント対策2つ目は、距離をおくことです。
仲良く取り入った方が標的にならなくてすむ、と思うかもしれませんが、逆です。
「○○ちゃん」と「ちゃん呼び」をしてべったりするグループの中にいるほど、ちょっとしたきっかけからターゲットにされるのは、何度も見てきた典型的な例です。
グループの中にドンがいて、気分次第か何かのきっかけでターゲットができ、順番にまわっています。
そのグループの特徴が「ちゃん呼び」「馴れ合いの言葉づかい」です。
自分がターゲットになった時は泣き言を訴えてきますが、
「本人を呼んで話しますか?」と聞くと
「いいえ、話を聞いてもらえただけで十分です」とひき下がります。
数週間後には元どおりに仲良くつるみ、別のターゲットを一緒になって責めて安心するのでしょうか、懲りずにべったりしています。

イヤな思いしたのだから
距離をおけばいいのに・・・
なんでもなかったようにすると
加害者に加害者意識を持たせられず
くり返されてしまうのに・・・
私は「親しみのある人」は好きですが「馴れ馴れしい人」は好きではないので、「~だよね」と話しかけられても「ですよね」と必ず敬語で返すようにしています。
敬語で返すことで一線を引いた距離感を保つのです。
年上はもちろんですが年下の人にも「社会人同士の付き合い」というスタンスを保つようにしています。
友達の延長のような話し方や付き合い方はしない方が、いざこざに巻き込まれる確率は低くなります。

一線を保ちながらでも
仲良くなる人はちゃんとできますよ。
ハラスメント対策3 記録をする

ハラスメント対策3つ目は、記録をすることです。
ハラスメントを受けた時の状況等を詳しく記録しておくことで、「された事実」の信憑性を高めるためです。
[メモの例]
A : ○月○日 「~と言われた。」「~された。」
B : ○月○日 〇〇の製造中、○時頃、2F○○ラインのドア横で「~と言われた」○○さんが△ラインで作業してるのが見えた
AとBを比べてどうでしょう。
どちらのメモに信憑性を感じますか?
Bのメモの方が、客観的証拠を掴める可能性が広がりますよ。
時間と場所が記されていれば、防犯カメラに写っていないか確認をとることができます。
近くを通った人や見える人がいれば、2人が話している目撃情報を集められる可能性があります。
日報などからその日の製造計画やラインの状況が記録と同じことがわかれば、記録そのものの信憑性が高まります。
「~と言われた」「~された」という事実に関わる情報が詳細にあるほど記録の信憑性が増し、しっかりした証拠の記録になるのです。

記憶は曖昧になりますが、
記録はしっかり残せますね。
記録しておくこと
- 日時 場所
- 居合わせた人
- 近くを通った人
- その場所から見えた人
- 場所の状況
- その時の詳細
- 相手の様子
- 言われたこと
- されたこと
- 自分が言ったこと
- 相手の反応
できる限り詳しく記録しましょう。
記録を証拠にする
記録を証拠として会社に申し出ましょう。
事業所はハラスメントを対策する義務があります。
加害者を呼び出して注意してもらいましょう。
場合によっては部署替えなどもあり得ます。
ハラスメントの根絶は難しいとしても、注意していくことで抑制力になります。
どうしてもされたことが許し難い場合は、個人が個人を民事で訴えることができます。
まとめ:ハラスメントの対策

ハラスメント対策
- 仕事をきちんとこなす
- 距離をおく
- 記録する
ハラスメント対策の3つを行いましょう。
一度に覚えられないことは確認をして、仕事をきちんとこなしましょう。
仕事のできる人につけ入るスキはできません。
「ちゃん呼び」の馴れ合いにならず、距離を置きましょう。
べったり馴れ合う人ほど振り幅が大きく、辛辣な態度に豹変する可能性が高くなります。
もしもハラスメントを受けたら、できる限り詳細な記録をとりましょう。
記録を証拠にして会社に申し出ましょう。
ハラスメントの対策3つをおこなって、自分をしっかり守りましょう。

