方向転換すると腰がつらい。

実は、前に倒れるだけの動きでも、同じように腰に負担を感じることがあります。

「ひねり」と「前後」。

一見すると、まったく別の動きに見えますよね。

ところが、腰に頼る動きが出る条件は、どちらも同じです。

便利な生活の中で、私たちは体をひねらなくても、前後にうまく動けなくても、困らずに過ごせるようになりました。

その結果、動きの方向が違っても、同じ場所――

腰が“代役”として働く場面が増えていきます。

この記事では、ひねりと前後の動きがなぜ同じ問題につながるのかを、できるだけシンプルに整理していきます。

「別の動きなのに、同じ話だったんだ」そう気づくことで、今まで見えていなかった体の使い方が、少しずつ見えてくるはずです。

記事を書いている人

動きの方向は違っても、体の使い方は同じ

方向転換するとき、私たちは無意識に体をひねります。

でもそのひねりは、腰が主役になる動きではありません。

本来は、足元から始まり、いくつかのパーツが順番に関わることで成り立つ動きです。

ひねりも、前後の動きも、見た目は違っていても、体の中では
「どこから動き、どこが支えるか」
という同じルールの上にあります。

この順番が使われているかどうかで、動きの負担のかかり方は大きく変わってきます。

tomo

普段の動きの中ではなかなか気づきにくいものですね。

前後の動きで、腰が主役になってしまう理由

前に倒れる動きでも、体は本来、ひとつの場所だけで動くようにはできていません。

床のものを拾うとき。

洗面台で顔を洗うとき。

椅子から立ち上がるとき。

こうした前後の動きも、足元から始まり、いくつかのパーツが順番に関わることで、負担が分散されます。

ところが、その順番を使わなくても済む生活が、いつの間にか当たり前になりました。

座ったまま前にかがめる。

腰だけを丸めれば届く。

そうした動きが積み重なると、前後の動きでも、腰が先に動くクセが育っていきます。

ひねりのときと同じように、本来関わるはずだった場所が使われず、その分の役割を腰が引き受ける。

動きの方向は違っても、起きていることは同じです。

体全体で支えるはずの動きが分断され、腰が“主役”として前に出てしまう。

これが、前後の動きでも腰に負担が集まりやすくなる理由です。

ひねりと前後が「同じ話」になる決定的なポイント

ひねりと前後。

動きの方向は違って見えても、腰に負担が集まる条件は同じです。

それは、本来関わるはずだった場所が使われず、腰が代役を引き受けているという点。

順番が抜け落ちると、体全体で分担するはずの動きが分断され、一番動かしやすい腰に役割が集中します。

だから、ひねりでも、前後でも、腰が主役になってしまう動きになるのです。

だから、前後の動きで確認すると分かりやすい

腰に負担が集まっているかどうかは、方向転換のような「ひねり」だけでなく、前に倒れる動きにも表れます。

前後の動きは、日常の中で何度も繰り返されるもの。

だからこそ、今の体の使い方が無意識のまま出やすい動きでもあります。

ヒップヒンジは、前後の動きの中で腰に頼っていないかを確認するための動きです。

前に倒れるというシンプルな動きだからこそ、体の順番が使えているかどうかが見えやすくなります。

ひねりで起きていたことを、前後の動きでも確かめる。

まずは、今の自分の動きを一度そのまま見てみましょう。

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