片足で立つと、なんとなく不安定になる。

ふらついたり、長く続かなかったり。

「バランスが悪いのかな」

「年齢のせいかも」

そう思ったことはありませんか。

でも実はその不安定さ、バランス能力の問題ではなく、体の使い方が崩れているサインです。

この状態が続くと、股関節が使われないまま、腰や膝が支え役になる動きが定着し、体を無理に支える癖が抜けにくくなります。

その結果、腰や膝を痛めやすい動きにつながっていきます

この記事では、片足で不安定になる理由を整理しながら、体のどこから動き始めているのかという視点で、その違和感を見ていきます。

記事を書いている人

片足の動きは、見た目ほど単純ではありません

片足で立つ動きは、止まっているだけのように見えます。

足を上げて、立つ。

それだけなので、「特別な動きではない」と感じやすいかもしれません。

でも実際には、片足になった瞬間から、体は全体でバランスを取り続けています

どこで体重を支え、どこから体を立て直しているか。

その使われ方の違いが、不安定さとしてそのまま表れます。

見た目は同じでも、体の中では、使われている順番に差が出ています。

片足になると、ごまかしが効かなくなる

両足で立っているときは、体重を左右に分けたり、どこかで支え合ったりすることができます。

でも、片足になった瞬間、それはできなくなります。

体を支える役割は、一気に一か所に集まるからです。

本来ここで主役になるのは、足の付け根まわり

まずそこで体重を受け止め、そこから体を支え、立ち直す力を出します。

この順番が使われていれば、片足でも安定しやすい。

使われていなければ、腰や膝、足首が代わりに働き、その場で不安定さが出ます。

片足は、体の使い方のズレを隠せない動きです。

不安定なまま続けると、体はどうなるか

片足で不安定になる状態を、「バランスが悪いだけ」として流してしまうと、体はそのままの使い方を覚えていきます。

本来使われるはずの股関節が働かないまま、腰や膝、足首が代わりに体を支える動きが続くからです。

この状態が続くと、

  • 股関節がさらに使われにくくなる
  • 腰や膝が支え役として固定される
  • 体を無理に支える癖が抜けにくくなる

といったことが起きやすくなります。

本来は主役ではない場所が、毎回の動きで支え続けることになり、体を無理に保つ使い方が癖になります

その結果、片足だけでなく、歩行や階段、立ち上がりでも腰や膝に負担が集中しやすくなり、痛みにつながる動きが身についていきます

tomo

片足での不安定さは、その場の問題ではなく、全体に影響していくんですね。

直すには、順番があります

片足で不安定になるからといって、すぐに筋力やバランスを鍛える必要はありません。

片足で立つ動きも、実はヒップヒンジと同じ「順番」を使っています。

足の付け根から体を受け止め、そこから全身がつながって立ち直る。

この順番が使われていれば、片足でも安定しやすくなります。

まずは、つながりが使われているかを確かめること。

そこから整えていくことで、動きは無理なく安定していきます。

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