前かがみになると、腰がつらい。

痛みとまではいかないけれど、重さや違和感を感じることはありませんか。

「腰に負担がかかっているのかな」

そう思いますよね。

実はその違和感、腰が悪いのではなく、体の使い方の順番が少しズレているだけなんです。

このまま気づかずに続けていると、腰が本来以上に動きを引き受け、違和感が出やすい状態が当たり前になってしまいます。

この記事では、腰がつらくなる人に共通しやすい「前かがみのクセ」を整理しながら、腰に負担を集めにくい体の使い方を確認していきます。

記事を書いている人

腰に違和感が出やすい場面

腰の違和感は、特別な動きをしたときより、日常の何気ない動作の中で出やすいことが多いです。

たとえば、こんな場面はありませんか。

  • 床のものを取ろうとして、前かがみになったとき
  • 洗面台やキッチンで、少し前かがみの姿勢が続いたとき
  • 椅子から立ち上がる瞬間
  • 靴下を履く、バッグの中をのぞくなど、体を前に倒したとき

どれも、「腰を使っているつもりはない」何気ない動きですよね。

tomo

重いものを持ったわけでもないのに、なんで腰が気になるんだろう?

私自身も、この違和感をずっと不思議に感じていました。

でも実は、こうした動作こそ、腰に負担が集まりやすい場面です。

腰に負担が集まりやすい理由

腰に違和感が出やすいのは、腰が弱いからではありません。

前かがみの動きの中で、腰が「受け止め役」になってしまっていることが、大きな理由です。

腰は、大きく動かすための場所というより、動きの影響を受けやすい場所です。

本来、前かがみになるときには、体の中でいくつかの場所が役割を分担して動きます。

ところが、その順番やつながりがうまくいかないと、本来ほかの場所が動くはずの場面で、腰が代わりにがんばる形になります。

その結果、腰に負担が集まりやすくなり、痛みとまではいかなくても、重さや違和感を感じやすくなるのです。

tomo

腰をかばっているつもりが、逆に腰に仕事を集めていたんだ…。

そう気づいたとき、腰の違和感の見え方が変わりました。

腰の代わりに動くはずの場所

前かがみになるとき、本来、腰が主役になるわけではありません。

動きをつくる中心になるのは、股関節です。

股関節がスムーズに動くと、体を前に倒す動きは、お尻やもも裏といった大きな筋肉が担当します。

その結果、腰は必要以上にがんばらずに済みます。

反対に、股関節の動きがうまく使われないまま前かがみになると、本来ほかの場所が動くはずだった分を、腰が代わりに引き受ける形になります

これが、腰に違和感が出やすくなる人に共通しやすい体の使い方です。

だからこそ、腰そのものに意識を向ける前に、腰の代わりに動くはずだった場所が、きちんと使われているかを確かめることが大切になります。

一度だけ、動きの起点を確かめてみる

ここまで読んで、「自分は股関節を使えているのかな?」そう感じた人もいるかもしれません。

それを確かめるのに、難しい動きや、たくさんの回数は必要ありません。

体がどこから動き始めているのか。

そこに意識が向くようになるだけで、見直しの方向が見えてきます。

前かがみになるとき、動きの始まりが腰なのか、それとも股関節なのか。

ここがはっきりすると、腰に違和感が出やすい理由も、自分の体感としてつながってきます。

動きの起点が股関節にあると、お尻やもも裏が自然と関わり、腰は引き受け役になりにくくなります。

逆に、腰から動こうとすると、前かがみのたびに腰に負担が集まりやすくなります。

大切なのは、正しくできているかどうかではなく、今の自分の動きがどうなっているかを知ること

その気づきが、次に何を整えていくかを考える出発点になります。

tomo

確かめてみたことで、どこを見直せばいいのかがはっきりしました。

動きの起点がどこにあるかがわかると、前かがみの感覚そのものが少しずつ変わってきます。

次は、腰に負担を集めにくい前かがみを、動きの中で認していく段階です。

前かがみの動きを体で確認するための記事はこちらです。

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