階段がきついのは、正直、当たり前だと思っていませんか。

太ももが張る。

膝が重い。

息が上がる。

「運動していないから」

「筋力が落ちているから」

そう考えて、深く気にしたことはないかもしれません。

でも、同じように階段を上っているのに、毎回つらくなる場所が決まっているとしたら。

それは、本当に筋力だけの問題でしょうか。

実は、階段がきつくなる原因は、筋力不足ではなく、体の使い方の順番が崩れていることです。

この状態が続くと、本来使われるはずの股関節が動かなくなり、腰や膝を痛めやすい動きが身についてしまいます。

この記事では、「階段がきつい=筋力不足」と片づけられてしまいがちな違和感を、体の使われ方の視点から整理していきます。

記事を書いている人

階段の動きも、見た目はいつも同じ

階段を上る動きは、きつい日も、そうでない日も、見た目はほとんど変わりません。

一段ずつ足を出し、体を持ち上げて、次の段へ進む。

外から見れば、特に違いはない動きです。

だから、太ももがつらくなったり、膝に来たりしても、「階段だから仕方ない」と受け止めてしまいがちです。

でも、私たちが見ているのは動きの結果だけ。

体の中で、どこが先に動き始めているかまでは見えていません。

同じように上っているように見えても、体の中では使われている順番が違うことがあります。

その差が、「きつさの出方」の違いを生んでいます。

違いは、最初にどこが動いたか

階段を上るとき、体は一斉に動いているように見えますが、実際には、最初に動き出す場所が決まっています。

本来は、下半身側の動きから始まり、その流れに体が乗っていきます。

この順番が崩れると、股関節が使われないまま、太ももや膝が先に頑張る動きになります。

見た目は同じでも、この最初の違いが、「きつさの出方」を分けています。

順番が崩れたまま続けると、どうなるか

階段を上るたびに、体の使い方の順番が崩れたままだと、その動きは「いつものやり方」として定着していきます。

具体的には、次のことが起こりやすくなります。

  • 腰を痛めやすくなる
  • 股関節が使われなくなり、さらに動きにくくなる
  • 膝が“代わりに頑張る動き”として固定される

これは一時的な疲れではありません。本来の役割とは違う使い方が、動きとして定着していく状態です。

股関節が使われないまま、腰や膝が支え続ける動きが習慣になると、階段だけでなく、立ち上がりや歩行でも同じ負担が繰り返されるようになります。

直すには、順番があります

階段がきつくなる原因は、筋力不足そのものではなく、体の使い方の順番が崩れていることでした。

そのまま続けると、股関節が使われにくくなり、腰や膝が代わりに負担を引き受ける動きが定着していきます。

だから大事なのは、形を無理に直そうとすることでも、力だけを鍛えることでもありません。

まずは、自分の体がどこから動き始めているのかを知ること。

直すには、順番があります。

その順番が分かってから整えたほうが、結果的に、無理なく体は変わっていきます。

階段を上る動きも、実は「ヒップヒンジ」という共通の通過点を通っています。

RDLは、その通過点が本当に使われているかを確認するための動きです。

ヒップヒンジが合っているかを確認するためのRDL
ヒップヒンジが合っているかを確認するためのRDL ヒップヒンジの記事やRDLのやり方を読んで、 「これで合ってるのかな?」と感じたことはありませんか。 この記事は、その感覚...